ここでご紹介するケーススタディは、単にアプリケーション (製品) を提供するという話ではありません。 顧客の利益とそのソリューションを考えた結果、オンデマンド印刷物がマッチしたというケースです。 このようなオンデマンド印刷の特性が顧客に強みをもたらすケースは、インターネットの普及、デジタル化とともに増加しつつあります。 それでは、オンデマンド印刷のケーススタディをご紹介します。 どのケースも顧客のニーズにフォーカスしたビジネスモデルです。 発注サイドと受注サイドのゴール設定の違いに注目して下さい。まさに、顧客ニーズは顧客のゴール設定にあります。


ザ・ボディショップ - 感動を呼ぶ特別なバースデーカードDM
日比谷花壇 - 黒子に徹し、 Win-Winを実現
株式会社コーチ・エィ - テキスト、レジュメ、内製化の限界





イオングループの専門店事業のひとつである株式会社イオンフォレストは、イギリスの化粧品ブランド、ザ・ボディショップの日本国内における販売を手がけ全国に 178 店舗を展開しています。

社名
株式会社イオンフォレスト
本社住所
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3番6号 紀尾井町パークビル6階
TEL
03-5215-6120
代表取締役
宍倉芳男
URL


来店率アップのためのDM
ダイレクトメールは同社内で担当しており、約3週間ごとにプロモーション告知にDMを活用しています。 DMは来店促進を目的としています。 DMのビジュアルには、プロモーションのテーマに即した商品・ディスプレーの写真を使用することで店頭とのイメージの統一感を作りあげています。 また特別割引商品の紹介やDMを持参すると小物がプレゼントされるなど、毎回何らかの特典を設けることで来店率の向上を図っています。

感動を呼ぶ特別なバースデーカード
パーソナライズしたバースデーカードを顧客向けに送付しています。 バースデーDMを誕生月内に店頭に持参すると、購入金額が3000円以上の場合はプレゼントがもらえる仕組みになっています。 またDMがある無しに関わらず誕生日月は、ポイントが2倍になる得点もあり来店率を高めています。
このカードの大きな特徴は、顧客個人の苗字ではなく名前がローマ字表記で印字されていることです。 同社ではバースデーDMの制作に当たって、顧客との適度な距離感を大切にするため、パーソナライズ部分を名前の印字のみにとどめています。 このカードを受け取ったエンドユーザーの反応はブログ等に取り上げられるほど、顧客の嬉しい驚きと感動を呼んでいます。 名前の印字にこだわったこの作戦は適度な親近感が生まれ、ファン心をくすぐり来店率アップにつながっているのではないでしょうか。

ニーズ
会員顧客へ嬉しいサプライズを演出し、結果として来店率を上げたい

ワークフロー
顧客の苗字ではなく名前をローマ字表記で デザインしたパーソナライズDMを作成
バリアブルソフトとオンデマンド機で作成・印刷したDMを発送
バースデーDMを誕生月内に店頭に持参し3000円以上買い物をするとプレゼントがもらえる

顧客に提案した商品
顧客向けバースデーDM


日比谷花壇は、多くのホテルや結婚式場にブライダル向けの商材として、ブーケや式場のテーブルや受付などの装花を販売しています。

社名
日比谷花壇
本社住所
〒106-8587 東京都港区南麻布1-6-30
TEL
03-5444-8700
代表取締役
宮島浩彰
URL

黒子に徹し、 Win-Winを実現
その日比谷花壇のブライダル市場の受注拡大に貢献したのが不二印刷です。 同社は、引き出物になる席札を提案しました。 日比谷花壇の顧客であるホテルや結婚式場の提案書とサンプルを提供し、日比谷花壇のサービス拡大に尽力しました。
引き出物になる席札は、中身がカレンダーになっています。 まるで本当に景色の一部かと思うようなリアル感あふれる画像に、招待者の名前が入っています。
式場で新郎新婦をまっている招待客が、席札を手にとり、自分の名前に気が付き「驚き」と「感激」の波が会場に広がります。 招待する側の心遣いを感じる演出となったのです。 さらに席札はギフト(引き出物)に変身、お持帰り頂きカレンダーとして1年間ご利用頂きます。この新しい日比谷花壇の演出は、テーブルコーディネートに添える大切なプラスワンとして受け取った方の心に残ることでしょう。

ニーズ
新商品によるブライダルフラワーの受注拡大(競合他社への差別化)
新商品による受注単価の増加
新商品によるマンネリ化の脱却

ワークフロー
日比谷花壇がホテル、結婚式場に提案し結婚式場はエンドユーザーに商品を紹介をする
申込者はオーダーシートとともに披露宴の出席者リストをFAX、メール、またはWeb経由で送信する
不二印刷にて受け取ったリストをチェックし、確認表を作成し一週間以内に申込者へFAXまたはメールで送信する
申込者は確認表をチェックしカレンダーに使用する画像を4シリーズから選ぶ(出席者毎に画像を変えることも可能)
不二印刷にて最終オーダーシートを作成・送信、申込者の最終オーダーを受け印刷・加工がスタート
完成したカレンダーは披露宴会場へ納品される

顧客に提案した商品
表紙と各月の画像の中に披露宴出席者の名前が入ったウェディングサプライズカレンダー
   (披露宴時には席札として使用でき、新郎新婦からのメッセージを入れることも可能)








日本で最初のコーチ養成機関として、そしてコーチングのパイオニアとして、企業・組織内でのエグゼクティブ・コーチングやコーチを軸とした組織改革サポートを行っています。これまでに約7,000名のコーチを育成。 また、海外のトップコーチとの強力なネットワークを活かしたコーチング・プログラムや関連ツール、システムなどの開発も行っています。

社名
株式会社 コーチ・エィ (COACH A Co., Ltd.)
本社住所
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-1-30 イタリア文化会館ビル
TEL
03-3237-8050 
代表取締役
伊藤 守
URL

テキスト、レジュメ、内製化の限界
カリキュラムで使うレジュメは多種類あり、1回のカリキュラムに参加する人数は直前で無いとわかりません。 発注のタイミングが難しく、在庫を抱えることもできないため多く印刷すると廃棄をしなければならない状況にありました。 そういったニーズを引き出し解決策を提案をしたのが錦明印刷です。 ドキュメントやレジュメを必要な時に必要に応じて発注ができるように Web To Print の仕組みを提供し、まさにオンデマンド印刷を提供しています。

錦明印刷の林課長は次のように話してくれました。 「一桁の印刷部数は社内で印刷というよりプリントアウト。 10部以上からアウトソーシングするというように内製化にも各社毎で“尺度”があるようです。」 当然、全てを内製化する方が良いのでしょうが、印刷だけでなく前後の工程も含めて、スタッフ等のリソースを投入できるかと考えると疑問になるケースが多いようです。 要するに、考えて、やってみたけども、結構大変だった。 これだったら、アウトソーシングしても同じだということでした。 社外だけでなく社内用のデータも全てドキュメントサーバーでストック・一元管理し、顧客にとっての利便性を高めました。 これにより在庫確認や事務作業が大幅に軽減でき、顧客の社内業務軽減に大きく貢献しました。

企業へのDTPの浸透に伴い、PCからプリントするというのは当たり前の状況になり、企業の社内での内製化の裾野は広がりました。そしてまたインハウスのように社内に印刷部門を持つ会社も増えています。 しかしながら、その一方でデジタル化された印刷物のフィニッシングなど、内製化の限界があるのではないでしょうか。

 

 

ニーズ
研修に使用する資料レジュメは発注のタイミングが難しく、また在庫を多く抱えられない
社内印刷では印刷に時間がかかってしまうため、よりよい使い方がないか模索している
部数の大小に関わらず、注文の都度印刷会社の営業担当に連絡する方法では、連絡がつかない場合がある

ワークフロー
顧客毎にサーバ用アカウントを作成
顧客がテキストやレジュメ等のデータをアップロードし、ウェブ上でライブラリ管理
必要な印刷物をWeb to Printサイトより発注
このサイトでは小部数のデジタルプリントから数千部のオフセット印刷に至るまでの注文が可能
サイトのフォームは、顧客が部数の大小に関わらず印刷物を発注しやすくなっている
ウェブからの発注を請け錦明印刷にて印刷物を作成・納品

顧客に提案した商品
デジタルプリントとオフセット印刷によるハイブリッドテキスト・レジュメ

 

         
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